1999,3,23 日本経済新聞(夕刊)
「開業看護婦はばたく 在宅ケア、きめ細かく」
独力で会社を起こし開業する看護婦―。医療・福祉分野で新しいサービス業が
広がりつつある。病院や診療所勤務から飛び出し、自宅療養者にきめ細かい
看護を目指そうという動きだ。
訪問看護ステーションの設立が容易になる仕組みは公的介護保険の施行で、
一段と「起業」に弾みがつきそうだ。
訪問介護に絞ったのは神奈川県藤沢市の菅原由美さん。昨年十二月、
有限会社「ナースケア」を設立。ケアマネージャーとして加わる菅原さんのほか、
看護婦やホームヘルパーを十人ほど集めて、居宅サービス事業者として介護保険下で活動する予定だ。
神奈川県の横須賀市や座間市、愛知県知立市でも、この菅原さんの行動に
賛同する看護婦達がそれぞれ組織を立ち上げ、ナースケアグループとして
訪問介護を計画している。
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